
DMCCのビル群
ドバイ・マルチ・コモディティ・センター(DMCC)
ここは、観光には向いていないかも知れませんが、ドバイが発展する為の仕掛けの一つです。
ドバイには、国内外のビジネスをサポートする仕組みが沢山ありますが、
ドバイ・マルチ・コモディティ・センター(DMCC)もその一つです。
元々は、その名の通り複数のコモディティゴールド、ダイアモンド、宝石をはじめエナジー関連商品やコーヒーなどを円滑に流通させることを目指して作られたフリーゾーンでした。現在では、たくさんの高層ビル群に、有り余るオフィススペースを用意して、外国資本を含む多くの企業を誘致し、コモディティーだけではなく、様々な業種業態をサポートしています。
居住スペースも充実していて、多くの外国人(ヨーロッパ系の人が目につきます。)が職住一体化してビジネスに打ち込める環境を作っています。
2009年にドバイメトロが開通して以来、道路の交通渋滞はかなり緩和したのですが、それでもラッシュ時には片側6車線(上下線で12車線)有るシェイク・ザイード・ロードは渋滞します。
その点、DMCC近郊に住むビジネスマンには、全く影響有りません。
100%外国資本での法人設立が可能であり、さらには法人税非課税、スポンサー不要、利益送金の自由など様々なインセンティブが用意されているため、多くの外国籍企業がDMCC内に会社を設立しています。
ジュベリアリに有る新空港アル・マクトゥーム国際空港にも程近く、立地は良いです。
ドバイ・マリーナから向かってシェイク・ザイード・ロードの逆側に面したJLT(ジュメイラ・レイク・タワーズ)に位置し、地域内にメトロ駅も2つあります。
DMCCのアドヴァンテージ
DMCCが位置するJumeirah Lake Towersはニュー・ドバイ地区の高層ビル街で、オフィスと住居の複合ビルが多数あり、オフィスの近くに住居を借りる事ができます。(場合によっては同じビル内?)
JLT(ジュメイラ・レイク・タワーズ)はドバイ・マリーナやパームジュメイラと並び不動産投資が盛んなエリアで、フリーゾーン内ながら不動産売買ができます。なので必要なオフィスを確保しつつ使わなくなったらそのままレンタルするなどの資産運用が可能だそうです。
ドバイ・マリーナやパームジュメイラよりは値段が安いのも嬉しいですね。
かつてはその名の通りコモディティ企業を誘致する為のフリーゾーンでしたが、今では貿易業をはじめとするあらゆるビジネス・アクティビティが可能です。
現在、ドバイで最も法人セットアップ数の多い、人気のフリーゾーンに成長していました。
ただし、私の拠点事務所は、新空港ではなくドバイ空港に隣接するDAFZA (Dubai Airport Freezone)に有ります。こちらの方は、DMCCより落ち着きが無いという印象ですが、空港と一体化しているので、本国との行き来には便利です。今後新空港が本格稼働してゆきますのでその動向が楽しみです。
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